妙経法師品第十、大沢神福寺跡、高座山轉法輪寺


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現在の第十経塚は大阪府岸和田市牛滝町の牛瀧山大威徳寺にある。

第十経塚に関する記述

≪葛城嶺中記 国立国会図書館蔵版≫
「牛瀧、石蔵王山。法師品第十、一千百六十三字。大威徳の瀧有り。峯分けて二十丁、蔵王湧出地なるべし。この嶽に如法経。口傳有り。野多輪、忍辱岩。次、大に入りて釈迦の御鉢有り。恵比寿、行者、百済国持ち来たれり。韋駄天、聖天、弁才天、三天を祝恵りて如意宝珠と誉へ不問。次、求聞持堂。行者堂、大威徳が本尊也。御戸の内に牛の玉、馬の桶有り。本尊の宝也。
大威徳、恵良和尚の作。不動は行者の御作也。
奥に不動の瀧有り。恵良、会い奉り行動石高座、四尺余方の石、此の上にて大威徳を作れり。湧出し玉へし時、恵良、是を見玉ひ形を作れり。瀧大日、岩通の岩屋と行者云へり。之に依り爰にて恵良、如法経を行ぜり。後、一切諸経の文を問答える所也。行者七宝の寶、岩堀に有りと云ふ也。」


≪葛嶺雑記≫
「本堂大威徳明王、大師堂等 真言宗滝本坊支配、其余護摩堂・不動尊・神変大士・二重塔の大日如来等は天台宗穀屋坊支配、惣門の中に経石あり。妙 法師品第十之地」

≪葛城峯中記 山田孫大夫家所蔵版≫
「一、牛滝山
父鬼村より小鬼村迄 穀屋坊泊り。法師品経塚 惣門のふもと弁天社の前に梵字カーク、カンの二字在り。是を経塚と云う。
一、本堂大威徳明王 一、行者堂 一、求聞持堂 一、牛滝 一、小社 一、三十塔 一、弘法堂
僧舎十六也。院天台也。■派在り。不動瀧、威徳明王、生瀧。牛瀧より父鬼村へ壱里。」

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①大沢 神福寺跡(行所)

②高座山轉法輪寺(行所)

③牛瀧山大威徳寺(経塚)

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①大沢 神福寺跡(行所)

大阪府岸和田市南部の170号線(外環状線)と磯上線(阪和自動車道 岸和田和泉インターを下りて西)の交わる「積川神社南」の交差点を南へ進むと、西側に大沢山荘が現れる。
この山荘が立っている地に神福寺があったとされている。

大沢 神福寺に関する記述

≪葛嶺雑記≫
「大沢 神福寺 沢井・箱井・手越井・役行者高座石何れも遥拝。」

大沢山荘(神福寺跡)


②高座山轉法輪寺(行所)

大沢山荘(神福寺跡)より南へ進むと、高座山轉法輪寺が西側に現れる。

轉法輪寺に関する記述

≪諸山縁起≫
「峯に三十余の龍穴、龍宮。霊験第一の処也。大威徳瀧は峯を分けて二十丁」

≪葛城嶺中記 犬鳴山七寶瀧寺蔵版≫
「峯分けて三十丁余、龍穴、龍宮。霊験所也。」


≪葛城峯中記 川越市立図書館蔵≫
「三十余龍穴、龍宮。霊験第一の処也。下津川秘所。参なし。マノホウの瀧、大瀧也。金剛童子。三つめ瀧より肩へ上がればトウロの岩屋。是に役行者の閼伽桶あり。半丁上ると十間余の石樋あり。切付いて絡げる也。」

高座山轉法輪寺


③牛瀧山大威徳寺(経塚)

高座山轉法輪寺をさらに南へ進むと、牛瀧山大威徳寺に突き当たる。

牛瀧山大威徳寺



門をくぐると右手に経塚石が現れる。これが第十経塚である。

≪葛嶺雑記≫
惣門の中に経石あり。妙 法師品第十之地 

第十経塚

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