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仏旗について

世界には191の国(2005年9月15日現在、日本政府が承認している190国と日本。外務省データ)があるそうですが、国旗を持たない国はありません。日本の各都道府県、市町村にも旗があります。国旗や地方自治体の旗に限らず、ひとそれぞれが所属する組織には、おおよそその組織を象徴する旗があります。社旗、団旗、校旗などがそれにあたります。変わったところでは、酒旗なるものが古代中国にあって、杜牧(803〜853年)の詩、江南の春に「千里鶯啼緑映紅水村山郭酒旗風南朝四百八十寺多少楼台煙雨中」と詠われています。江南(長江の南側)地方一帯に鶯が啼き、新緑が紅い花に映って、酒屋を示す旗が水辺の村や山辺の里で風にはためいている。といういかにも春ののどかな風景が想起され、私の好きな漢詩のひとつです。

 さて、仏教を信仰する我々が共通の旗印としておりますのが仏旗です。青・黄・赤・白・樺の五色の配列から成っております。アメリカ人で熱心な仏教徒であったヘンリー・オルコット氏が考案したということです。いつ定められたかといいますと、天台寺門宗も加盟しております「全日本仏教会」によりますと、スリランカでの第一回世界仏教徒会議が開かれた1950年に、正式に「国際仏旗」として採択されました。さらに1954年、永平寺で開かれた第二回全日本仏教徒会議でも決められたとあります。五色のそれぞれの意味はといいますと、青は仏さまの髪の毛の色で、心乱さず力強く生き抜く力「定根(じょうこん)」を表し、黄は燦然と輝く仏さまの身体で、豊かな姿で確固とした揺るぎない性質「金剛」を表し、赤は仏さまの情熱ほとばしる血液の色で、大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない働き「精進」を表し、白は仏さまの説法される歯の色を表し、清純なお心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める「清浄」を表し、樺は仏さまの聖なる身体を包む袈裟の色で、あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ「忍辱(にんにく)」を表すとしています。
 
  涅槃会、潅仏会(花祭り)、成道会などにお寺にお詣りされますと、仏旗が山門や本堂に掲げられていますので、今度注意してみて下さい。

 ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)で日本が見事初代王者の栄冠を獲得しました。日本チームのユニホームと帽子には「日の丸」があしらわれておりました。表彰式では王監督の横で、イチロー選手が日本国旗を誇らしげに手にしています。大リーグに移籍してすでに5年の彼には、日本国旗に特別な感情が移入するのではないでしょうか。 (梅村敏明)




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