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十界(心の相)

十界は、迷い、悟りを含めた全ての境地を十種に分類した 地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天人、声聞、縁覚、菩薩、仏の各世界。 地獄は苦しみの連続。 餓鬼は貪欲故に飢渇に喘ぐ。 畜生は弱肉強食、本能の趣くままの無智愚鈍。 修羅は猜疑や妬みの念深く常に勝利に執着する闘争の世界。 人間界は苦楽半ばして煩悩断じ難く、迷い、つまずき苦の種を播く。 天人は十善戒を保ち、寿命永くもやがて衰えの憂いあり。 声聞は教えの声を聞き覚を得る聖者。 縁覚は独覚とも称し、一人静かに種々の因縁を観じて真理を覚り、声聞同様説法教化をせぬ聖者。 菩薩は上に仏を目指し、下には衆生を教化しつつ共に悟りに達すべく修業に励む大功徳者。 は無上の真理を悟り、迷える衆生を救済する最尊の大聖者。

仏陀は一切衆生に仏性ありとの明りをともされた。 私達人間は覚り得ずともままならぬこの世を心静かにありたいと願いつつも、 事あれば瞬時に心騒いで悩み苦しみ、貪り怒り、妬み腹立ちの世界に踏み迷う。 裡に仏の種を授かりながら。眠らせたまま。

我の根掘り/なかなか/なかなか(杉浦祖玄詩集より)

遊心庵主・岡部善恵





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