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煎茗天理を楽しむ

雨の日の紫陽花はいきいきとしています。いのち一杯生きているのでしょうか。私が三井古流と出会ったのは、真夏になる前のこの季節だったように思います。知人に連れられ、先代宗匠の岡崎先生宅へ伺うと、年配のご婦人がお道具の前で何やら話をしておられました。話の合間に私は「可愛らしい。ままごとみたいなお茶碗ですね」といってしまいました。やや間をおいて先生は「このお茶碗が重とうなるんや」と。それから長い間お稽古させて頂いてますのに、手の中に入ってしまいそうなお茶碗が未だに思うように扱えません。道の厳しさを感じます。難しい「お心」は私流に解釈して、落ち込んだ時にはかみしめて助けられて参りました。

最近嬉しく思ったことに、我が家の宗旨の親鸞聖人が観音堂にお祀りされているということを知り、観音さんにお詣りする楽しみが増えたことです。体力もなくなりましたが、知人に教わった「余生ではなく、与生」を茶道に学ばせていただきながら、前を向いて生きてゆけたらいいなあと思っております。

三井古流煎茶道 洛生分会 吉見芳枝





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